帰国してから3週間あっという間に時間が過ぎました。輸入の為の諸手続きや支払いも済んで8月にはコンテナーがつく段取りになりました。
1番目の写真はアンティークテラコッタです。前から欲しいと思っていた物にやっと巡り会いました。それとやはりアンティーク煉瓦、2番目の写真で壁に使われているものです。ヨーロッパでは、古いものをとても大切にするので、古い建物に使われていた、建材などが大量に売られています.家を新築する事は都市部では無理なので、古い建物を買って思い思いにリノベーションするのが一般的です。建物が古いので新品ではそぐわないこともあるので、古い建材の需要があるのです。ですから無駄にする物はなにもなく、本当のエコな生活が身に付いているのです。
3番目の写真はエミリーさんの家にご招待された時の貴重な映像です。日本の建築雑誌&homeの特集記事に出ているキッチンでの写真で、インテリア関係者の垂涎の一枚です。エミリーさんの家もブリュッセルの市内にあり、日本でいう街家スタイルで中庭があり、離れは修道院と壁を共有しています。
こんな風に古い家を買ってリノベーションするので、インテリア産業が発展するのです。日本では新築が主流なので、基礎や骨組みにお金がかかってしまい、最後に最低価格のクロスを選ばざるをえないのが現状ではないでしょうか。現在当社で私と井坂が中心となって新分野として押し進めている、リノベーションはまさに、スタイリッシュでエコロジーなのです。今まででは、30年も経った家は、容赦なくとりこはされていたのですが、活かすつもりで間取りを考えてみると、なにも新築しなくても良いような、すばらしい間取りが出来ますよ。シロアリの被害のあるところは、虫歯と同じに考えて、治療すればいいし、耐震強度が不十分ならば、補強の方法はいくらでもあります。また断熱改修もできます。新築以上に素敵になります。
こんな事を書く新築を否定しているように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではないのです。新築出来る幸運に恵まれた方は、ライフスタイルの変化に対応できるような、フレキシブルでしっかりした構造を作っておく事です。そうすれば子供や孫の代までつかえるのです。ただメンテナンスは絶対必要ですよ。今日はこれから体のメンテナンスの教室、ウオーキングを教えます。100歳現役をめざして
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