昨日のNHKの総合テレビで、いま世界中の耕作地の獲得合戦が行われている,という特集番組が放映されました。見ていてとても悲しい思いがしました。番組の内容はウクライナとか広くて耕作されていない土地を,スエーデンや韓国、インドなどの企業や政府などが購入したり借りたりして、食料危機に備えて耕作地を増やしまくっているという事でした。
人類は先の第二次世界大戦にもこりずに、またも地球上に陣取り合戦をはじめてしまっているのです。前回のブログにも書いたように節操がないのです。確かに日本は食料自給率が4割に満たないなどといって、危機意識をあおっていますが、米が作れる土地を放置して税金から補助金まで払っているではありませんか。贅沢でわがまま放題な生活をして、他国の土地まで借りたり買ったりして作物をつくるのは、やめようではありませんか。足るを知るという言葉があります。玄米と野菜それに少々のお魚や大豆があれば、本当は十分なのです。今はお金が欲しいから、とちを買ってくれる人や借りる国を歓迎していますが,時が経てば歓迎の心が憎しみに変わり,争いがはじまるのです。食料安保だなんて偉そうな事を言っていますが,その考えが一番危険だという事に,気づかなければなりません。
コメント