先日,話題の『武士の家計簿』という映画を見ました。まさにタイムリーな上映と言えるでしょう。時は幕末、加賀藩算用方猪山家の家計簿をもとにして物語を作り映画化したものですが、世相が現在の日本とよく似ていて、坂本龍馬のような指導者が求められる一方で、この映画の主人公のように地味に財政健全化に取り組む、人材も必要とされます。
当時の武家は体面を保つ上の出費が多くどの家も、家計は火の車だったようです。足りなくなれば借り入れをするという安易な道に進んで、破産する家も多かったようです。当時の借り入れ金利は15-18%にもなっていたので、一度借り入れするとなかなか返済するのが大変でした。主人公猪山直之は家財道具や高価な衣類などを、家族の反対を押し切って売り払い、借金返済に充て、残金を無利子での延べ払いにする交渉に成功し家計を経て直しました。
まさに現在の日本でも,このような思い切った改革が必要なのではありませんか。国民から国債として安易な借金を繰り返し、大盤振る舞いの予算を組んでいる場合ではないと思いませんか。
この映画おすすめです。
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