7月19日20日太田市で構造断熱見学会を開催します。どうぞお出かけください。
私が群馬県で初めて高気密高断熱の住宅を初めてもう20年以上もたちました。その間色々な意見の有りました、日本には日本の気候にあった住宅がよい、などとまことしやかに高気密高断熱住宅を非難するご高説もいっぱいありました。私ははっきり申し上げます,日本の気候に一番合うのはハウスアンドガーデンで採用している,外断熱工法だと言えます。それは日本の気候が夏の高温多湿、冬の低温低湿によるものです。まず夏の暑さ湿度の高さは大変きついものです。冷房と言う技術がなかった時代には、兼好法師、が徒然草に書いたように開放的で,南方型の夏を旨とする住宅が良かったのですが、現代では開放的にして眠るのには、世の中少し危険になってきております。
ですから当然鍵を閉めて、熱帯夜を過ごすのですから、エアコンは必需品になってまいります。ましてやお年寄りや、赤ちゃんは、体温調節機能が低いので、エアコン無しではとてもたいへんです。
ところが断熱が悪く、気密性能が悪い家でエアコンをつかいますと、エネルギーの無駄であると同時に,エアコンの下に行って直接涼しい風にあたろうとするので、自立神経失調症になってしまいもっと危険です。本当のエアコンの使い方は、夏は除湿を主に使うのが良いので,それには,隙間が無い事が必要なのです。隙間だらけの家を除湿しようとしても、きりがないのです。気密の良い家で,ドライモードでエアコンを使う快適さは,体験した人でしか,解りません。
その他高温多湿は木材を腐らせます。構造体を断熱材ですっぽりくるんで温熱と湿気を寄せつけない、構造こそが,現代の日本の家なのです。