昨日は防災の日でした。折しも台風12号の影響で未明よりの大雨、消防車やパトカーのサイレンがけたたましく聞こえてきました。通勤途中でいつも危険な場所だと思っていたところに、消防車が止まって水位を観察していました。井野川に小さい水路が流れ込むところで、私が子どもの頃は木々がうっそうと生い茂っている川でした。その後立派な堤防が出来て近年家が数軒できています。ですが大雨で川の水位が上がると堤防の内と外の水位は同じになってしまいますから、今回は浸水しなかった様ですが、いつ浸水するかわからない危険地帯です。 
家を建てる仕事に携わっていると,土地購入のご相談にのることが時々あるのですが、まず地形を見ることをおすすめしています。あたりに比べて低い土地や、高い位置に堤防がある場所は絶対に避けるべきです。自然は人間の営みを遥かに超えた猛威をふるうことがあります。先日の大津波で、絶対安心と思っていた防潮堤が、あっさり突破された映像は、あまりにも人間のはからいの哀れさを感じざるを得ませんでした。日本の国土自体絶対安心の場所など無いのかも知れませんが、より安全な場所を選ぶ知恵は持つべきでしょう。