今ではあたりまえになった,冬暖かく夏涼しい高気密高断熱の家も、私が群馬で始めて取り入れた26年前では,かなり珍しく、当時の社員の中にも反対する者も数人おりましたが、直感でこれは必ず主流となると確信し、高気密高断熱住宅のみを受注する事を決断した事をおもいだします。
最近の統計でヒートショックが原因で家の中で亡くなる人が年間1万7000人もいるそうです。北向きの寒い脱衣所で裸になって、震えながら暑い風呂に入って、脳卒中や心臓麻痺により溺死するケースや、夏に家の中にいながら、熱中症になるなど考えられない事故の話もよくニュースで報道されます。
このような事が起こるのは、未だに断熱の悪い家が存在する事が原因ですが、住宅にに携わってこのかた性能の良い家を創って来た私は少なからず、世の中のお役にたてたのかな、と思っております。冬暖かく夏涼しい家に住んでいるだけで、寿命がのびるというデータもあります。
もうひとつ暑さ寒さだけの事ではなく、実は断熱の悪い家に住んでいると、結露が原因のカビによるぜんそくや,鼻炎などに悩まされる人も多いのです。マンションに引っ越してから、いつも鼻がむずむずしたり、花粉症がひどくなったりする人もいます。このような症状も家が原因のことが多いのです。健康でいてこそ人生を謳歌できるというものです。家と健康についてもっと関心を持って下さい。
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